滋賀県高等学校総合文化祭 1日目
2017年 11月 12日
10月27日から29日の3日間、滋賀県高等学校総合文化祭、通称「高文祭」の美術・工芸部門が開催されました。
初日である27日には、午前中は作品の展示、午後からは開会式と、希望者による「深めあう交流会」が行われました。
開会式では、今年宮城県にて開催された、全国高等学校総合文化祭の報告や、この1年間、美術・工芸部門で行われた様々な取り組みについての紹介がありました。
その後、希望者で交流会をしました。
[準備作業の様子です]
希望者交流会である「深めあう交流会」には多くの学校の生徒が参加しました。
「レクチャー」、「語りあう交流会」、「深めあう鑑賞会」の3つの取り組みが行われました。
まず、レクチャーでは、京都造形芸術大学、主任研究員の石山潤先生に、対話型鑑賞や、AIやロボットが活躍するこれからの時代に必要とされるであろう「発想力」についてお話いただきました。
難しそうに思える「アイディアを出す」という行為。しかしそれは特別なことではなく、よく観察し、皆で話し合う、という対話型鑑賞にも通じるプロセスの中から自然に生まれるものであるとのことでした。
次の、語りあう交流会は、生徒同士による対話型鑑賞の実践です。ジャンプアッププロジェクトで既に対話型鑑賞を経験している生徒が中心となって、班でそれぞれの作品を見て周りました。
最後の深めあ鑑賞会は、それが大規模になったものです。12人ほどのグループで、30分間、先生がファシリテーターとなって、一つの作品についてじっくり話し合いました。これは、2015年のびわこ総文で、生徒だけで行った方法だそうです。
どちらの鑑賞会でも、自分1人では気づけなかったことや、作者が意識していなかったことにまで意見が出て、鑑賞者、作者ともにその作品に対しての考えを深めることができたように感じます。
この後、28日には作品の展示があり、最終日である29日に続きます。
1年 H
by zeze-bijutsu-hann
| 2017-11-12 16:17
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