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私たち膳所高校美術班の活動のようすや、毎日のちょっとしたできごと、班員の作品などをおとどけします。 


by zeze-bijutsu-hann
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ジャンプアッププロジェクト第7回セミナー


2月12日に、栗東芸術文化会館さきらで、締めくくりとなる第7回ジャンプアッププロジェクトが行われました。
最初の活動では、各々これまでのプロジェクトを通して考えた「芸術の役割と可能性」と「自分がアートだと思う瞬間」についてをその瞬間を写した写真を用いてスピーチを行いました。私とは違う視点での考えを聞き、自分と他人の価値観の相違に気づき、大変勉強になりました。
その後、班に別れて「美術の役割と可能性 できること∞のぞむこと 」をテーマにディスカッションを行い、そのまとめを発表し合いました。その発表の中で印象に残った言葉は「運動は体の健康、芸術は心の健康」「芸術って難しいっていう固定観念が形成される前に、芸術はもっと自由な形で触れ合えるものだと知る機会が必要である。」です。私達は幼稚園や保育園のときから図画工作で作品を作るということは学びますが、作品に触れることをあまり学んでこなかったように思うのでこの意見に納得しました。
最後の活動では、なんと先日美術班で見に行った「アドルフ・ヴェルフリ展」の監修をしていらっしゃる服部正先生(甲南大学 文学部 准教授)に来ていただき、講話を拝聴しました。その講話でアドルフ・ヴェルフリの生涯、作品とその背景,アール・ブリュットの定義,現代社会とアートについてを知りました。
「芸術の役割と可能性」というテーマのジャンプアッププロジェクトで、普通なら聞けないであろう講師の方の講話、他校の方々との交流を通して、「芸術と役割の可能性」についての考えは人それぞれにあると思いました。また、私も自身の考えが掴めた様に感じました。私の考えは、「芸術の役割とは『人の心を動かし、感動を伝え人と話し合うことで人との繋がりを生んだりすること』で、芸術の可能性とは『“生きる”ということを考えさせ、人間をあらゆる面で成長させる事』」です。
1年M

by zeze-bijutsu-hann | 2017-02-20 09:02