「ほっ」と。キャンペーン

私たち膳所高校美術班の活動のようすや、毎日のちょっとしたできごと、班員の作品などをおとどけします。 


by zeze-bijutsu-hann
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28

2月12日に、栗東芸術文化会館さきらで、締めくくりとなる第7回ジャンプアッププロジェクトが行われました。
最初の活動では、各々これまでのプロジェクトを通して考えた「芸術の役割と可能性」と「自分がアートだと思う瞬間」についてをその瞬間を写した写真を用いてスピーチを行いました。私とは違う視点での考えを聞き、自分と他人の価値観の相違に気づき、大変勉強になりました。
その後、班に別れて「美術の役割と可能性 できること∞のぞむこと 」をテーマにディスカッションを行い、そのまとめを発表し合いました。その発表の中で印象に残った言葉は「運動は体の健康、芸術は心の健康」「芸術って難しいっていう固定観念が形成される前に、芸術はもっと自由な形で触れ合えるものだと知る機会が必要である。」です。私達は幼稚園や保育園のときから図画工作で作品を作るということは学びますが、作品に触れることをあまり学んでこなかったように思うのでこの意見に納得しました。
最後の活動では、なんと先日美術班で見に行った「アドルフ・ヴェルフリ展」の監修をしていらっしゃる服部正先生(甲南大学 文学部 准教授)に来ていただき、講話を拝聴しました。その講話でアドルフ・ヴェルフリの生涯、作品とその背景,アール・ブリュットの定義,現代社会とアートについてを知りました。
「芸術の役割と可能性」というテーマのジャンプアッププロジェクトで、普通なら聞けないであろう講師の方の講話、他校の方々との交流を通して、「芸術と役割の可能性」についての考えは人それぞれにあると思いました。また、私も自身の考えが掴めた様に感じました。私の考えは、「芸術の役割とは『人の心を動かし、感動を伝え人と話し合うことで人との繋がりを生んだりすること』で、芸術の可能性とは『“生きる”ということを考えさせ、人間をあらゆる面で成長させる事』」です。
1年M

[PR]
# by zeze-bijutsu-hann | 2017-02-20 09:02 | Comments(0)

美術展鑑賞会in神戸‼︎


2月4日土曜日、私達は兵庫県へ行ってきました!
まず、午前中は兵庫県立美術館へ行きました。突然ですが、みなさんはアドルフ・ヴェルフリという芸術家をご存知でしょうか?彼はスイスの貧しい家庭に生まれ、1895年にヴァルダウ精神病院に収容されてそこで66年の生涯を終えます。しかし、その病院生活の中、空想的自伝「ゆりかごから墓場まで」といったような物語の数々をえがきました。驚くべきはそのページ数で、全45巻、25000ページにも及びます。そして今回、私達がみてきたものこそ、その彼の作品を集めた「アドルフ・ヴェルフリ  二萬五千頁の王国」です。
展覧会では、その奇妙で興味深く、またおどろおどろしくもあるような彼の作品の数々に圧倒されるばかりでした。私が今までに出会ったことのない世界だったように思います。
また、ヴェルフリの持つある意の「狂気」が生み出したのがアール・ブリュットと呼ばれるもの。ただ単なる障害者アートではないのです。展覧会での鑑賞はそれを強く感じさせられた時間でした。
「アドルフ・ヴェルフリ  二萬五千頁の王国」は2月26日まで開催されています。
そして、午後には王子動物園へ行きました。最近は動物園というものに行っていなかったこともあり、とても楽しかったです。私はフクロウに興奮していましたね……。じっくりと動物達を観察できるいい機会でした。
また、このような鑑賞会へ出かけられるといいなと感じています。楽しい1日でした!

2年M






[PR]
# by zeze-bijutsu-hann | 2017-02-20 08:56 | Comments(0)

6回ジャンプアッププロジェクトは12月18日(日)に、滋賀県立近代美術館で行われました。午前中は、講義とグループ鑑賞活動をしました。講義をしてくださったのは、京都造形芸術大学の伊達隆洋先生です。伊達先生は、美術作品を通したコミュニケーションについてお話ししてくださいました。美術作品には、その作者の何らかの意思が込められており、それは数秒作品を見ただけでは読み取れません。作者の考えを完璧に理解しなくてもいいので、作品を見て、自分の考えを持つこと。さらにそれを他の人と共有することで、自分の考えはより確固たるものとなります。また、他の人の意見を聞くことで、新しい解釈の仕方も見出すことができます。人が意思を持って作品を見ることで、作品の価値が生まれることに繋がるので、作品を通したコミュニケーションは重要だということを教えてくださいました。

d0118360_22501282.jpg

その後の活動は、講義で学んだことを活かして、話し合う作品を一つ決めてグループで鑑賞し、自由に意見を交換しました。私はこの活動を通して、答えの無い事柄について自分の意見を言うということは、言葉にしなければ心の中で曖昧になっていた自分の意見にしっかりとした輪郭を与える作業でもあるのだと感じました。

d0118360_22503508.jpg
d0118360_22505170.jpg

午後からは、2017年から2020年まで大規模な整備工事が行われ、リニューアルする滋賀県立近代美術館について職員の方や学芸員の方にお話をして頂きました。その一環で美術館のバックヤードを見学させてもらい、その後に「わたしたちが望む、これからの美術館とは」というテーマでグループでディスカッションしました。改装後の美術館には、こんな施設や展示をしてほしい、もっと人々が来たいと思える美術館にするにはなど、様々な意見が飛び交いました。

d0118360_22511738.jpg
d0118360_22513305.jpg

改装工事を目前に控える中で、このような形で美術館の未来を決める方々とお話ができて、尚且つわたしたち高校生からの視点で出した意見を聞いていただける機会があったというのは、本当に運が良かったと思います。新しく生まれ変わる美術館に思いを馳せつつ、芸術の更なる浸透のため、わたしたちにできることを考えていこうと思いました。


[PR]
# by zeze-bijutsu-hann | 2017-02-18 22:54 | 活動紹介 | Comments(0)

「第5回ジャンプアッププロジェクト」

5回ジャンブアッププロジェクトが116日に成安造形大学で行われました。
テーマは「アナログとデジタルの表現を知り、その役割と可能性について考える」です。
まず午前に、成安造形大学の准教授、岸田保先生の講義を受けました。そこで、アナログとデジタル画材で比較しながら、画材の歴史や、時代の関係を学びました。アナログにはリアルな大きさがあるという良さがあり、デジタルには複製できるという良さがあることに、なるほどと思いました。
昼食をはさみ、パソコンを使ってデジタルペイントの体験をしました。ペイントソフトを使って実際にデジタル絵を描いてみると、デジタルではやり直しができて、とても便利でした。
最後に、班に分かれてデジタル技法の可能性を考えました。ノートを共有機能付きでデジタル化する、現実にある風景に何かをデジタルで合成する、など面白い意見が出ましたが、思い付いたもののほとんどが既に実践されていて、社会でデジタルは注目されているのだと感じました。
今回、アナログとデジタルの表現、歴史を実践も交えながら学ぶ事ができました。普段の活動では、実物を使う事の多い美術班にとって、デジタルの学習は新鮮で面白かったです。


1N


[PR]
# by zeze-bijutsu-hann | 2017-02-02 22:53 | Comments(0)

遅くなりましたが、滋賀県高等学校総合文化祭美術・工芸部門への参加報告です。

本校からは1年生3人、2年生3人が、50号サイズの作品を計6点出品しました。

d0118360_21374654.jpg
d0118360_21302746.jpg

d0118360_21311813.jpg

10月27日の最終日には、全体交流会と作品批評・講演会がありました。

次年度の全国総文祭宮城大会への選出作品の審査があり、本校1年生Tさんの『三毒』という作品も選ばれました。(Tさんは生徒の投票による『S賞』も受賞しました)。『三毒』はキャンバスにサインペンで描いた作品です。

二年生にとっては最後、一年生には初めての大作を出した展覧会になりました。班員の感想と作品を掲載します。次は、3月の膳所高校単独の展覧会へ向けて頑張ります!


■私は今回、人のいる静物画を描きました。前回の高文祭の絵では人がメインでしたが今回の絵では静物がメインなので、人が目立ちすぎないよう気をつけて描きました。肌の色の明るさや鮮やかさでどうしても目立ってしまうことに悩まされましたが、最後にはなんとか色を落ち着けることができました。

高文祭当日、他校の2人の先生に批評をしていただきました。

形の似ている石膏像と地球儀が画面の中で同じくらいの高さになってしまっていることや、地球儀と石膏像と大きなビンの位置関係がわかりづらいことを指摘されました。位置関係のわかりづらさは、描いているときはあまり感じていなかったのですが、改めて絵を見てみたとき、手前のものをもっと描き込むとより遠近感が出せたのではないかと思いました。

また、構図が挑戦的で人の位置がちょうどいいとも言っていただけました。今回の絵で構図は一番こだわったことの1つなのでそこを見てもらえて良かったです。構図を決めるために何度も何度も静物や人の位置、目線の高さや静物との距離などを変えてスケッチをしていました。

d0118360_21320516.jpg
交流会は久しぶりでとても緊張しましたが、みんなで意見を積極的にを出すことができ、楽しい時間を過ごせました。1つの作品を鑑賞できる時間はとても短かったのですが、ひとりひとりの作品の見え方や感じ方の違いにやはり驚かされました。自分の絵の鑑賞の時は、班の人の、私の絵に対する意外な印象などを聞くことができ、もっと気をつけて描くべきところなどが見えてきて良かったです。

私にとっては今回が最後の高文祭でしたが、新たな発見や学びがたくさんありました。

美術班員としては、もう数えられるほどしか作品を制作することはできませんが、今回の高文祭の経験を最後の作品制作に生かしたいです。

[2年H


■もう来年はないんだと思うと寂しく感じますが、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。やはり、高文祭にたくさんの美術部員が集まる良さは鑑賞会で作者さんと直に話したり、ほかの様々な人の意見を聞けたりすることにあると思います。鑑賞会では班長をしました。久しぶりで少し緊張していましたが、みんなが積極的に、おもしろい話をしてくれたので、とても楽しかったです。私は立体を作っていないので、立体作品のお話は特に新鮮に感

じました。

d0118360_21332179.jpg

私は鳥が好きで、今年は鳥を描きました。羽の形がおかしくなったり、上手く模様や形がかき分けられなかったりと苦労したことも多かったですが、この高文祭に出品して多くの人に意見を貰えたことはやはり、貴重な経験でした。2年生での大きな作品作りは終わってしましましたが、この場で得られた感覚や考えはいつまでも私の中に残るものだと思います。まずは3月の展覧会に向けて、繋いでいきたいです。本当に楽しい高文祭でした。

[2年M

■私は港で人が歩いている絵を描きました。かき進めていくうちに、最初は港と船だけの絵だったのですが、途中で人を入れました。去年、人を描いたのですが、顔が大きくて、子どものように見えてしまうという批評を受けたので、人を描くときに比に気をつけましたが、最後まで先生におかしいと言われていた肩の位置というのがよくわかりませんでした。今回の批評で、手前にある手をもっとかき込んだ方が良いということを教わりました。また、雰囲気が好きと言ってくれる人もいて、嬉しかったです。作者への手紙のお返しの手紙を送れたらいいなあと思いました。

希望者交流会では、深め合う鑑賞会で私の作品を皆で鑑賞しました。作者であり、サポーターの役もやるというのは、少し不安なところもありましたが、ナビゲーターの方がとても上手で、良い感じに深められたと思います。私が描く上で持っていた思いを超える、見る側のおもしろい考えをたくさん聞けて、良い経験ができました。見る側からどのように見えているのか、作者として気になっていることを質問すると、皆反応してくれたので良かったです。

d0118360_21340922.jpg

高文祭は出会いの場だと思います。作品を通じて多くの人と関われます。このような経験は普通にできるものではないし、自分に大きな影響を及ぼすものだと考えるので、高文祭で得たものを大切にして、これから生きていきたいです。

[2年Y

■私がこの大会で最も重要だと感じたのは、自分のものか他人のものかに関わらず、作品に対する自分の意思をしっかりと持つことです。
自分の作品の中に、見る人に伝えたいメッセージを込めようと思えば、例えうまく制作が進まなくても、自分が目指す作品の形は決まるはずだと思います。
他人の作品に対しては、その作品を見た時の第一印象、作品を見て読み解いたメッセージを自分のものとしてしっかりと自分の心に刻むことが大切だと思います。そうしなければ、他人と意見の交流をしたり、作者の説明を受けた時、その言葉が影響して、曖昧なままの自分の意思が掻き消されてしまうからです。作者の伝えたかったメッセージが分かればそれで良い、他人の意見に納得できたらそれで良いという訳ではなく、自分の意思を持ち、なおかつ他人の意見も尊重することが、様々な作品に対し多くの視点から解釈することに繋がると思います。また、自分の意思をしっかりと持つことは、自分の作品を作る際も、メッセージを見る人に伝わり易くする為のヒントにもなりうると思います。

d0118360_21343583.jpg

今日の交流会で感じたのは、複数の人で鑑賞会を行う重要性です。レクチャーで伊達先生がおっしゃっていたように、人間が10人いれば、10通りの見方があります。11つではただの感想ですが、交流することで個人の解釈の幅が広がり、他の作品を1人で鑑賞したときでも、様々な視点から見ることができるのではないかと私は思います。そしてその想像力の広がりは、自分が新しく作品を作った時に、鑑賞者に伝えたい意思をより表現する助けとなると思います。

1T



■今回、油絵を描くのは2回目、F50の大きな作品を描くのは初めての状態で、作品作成に挑みました。大きな画面を描くのは難しく、何度も行き詰まりましたが、先輩方や先生からアドバイスをいただいているうちに、油絵の楽しさを感じる事ができました。
高文祭で、多くの作品が展示されている中に自分の作品があるのをみると、まだまだ未熟だなと思う反面、今まで描いてきた事に対する達成感を感じました。

d0118360_21350018.jpg
同じ高校生の作品をみて、刺激も受けました。もっと油絵を描いて自分の思っている事を表現できるようになりたいです。

[1年N


■初めての高文祭で、たくさんの高校のそれぞれの持つ雰囲気、作品の力強さを感じることが出来ました。
交流会で、私は「鑑賞」の大切さを知りました。
これまで私は、「絵が上手い」=「技術的に正確である」と思っていました。しかし、上手さとは技術だけではないと考えさせられました。今持つ感情を思いを見る人に気づいてもらえるように描き出す。このような力も「絵のうまさ」を構成してるのだ、と私は考えました。また、見る人も本気で見なければ、気付けるものも気付けません。だから、見る人の「鑑賞」が大切だと、思いました。

d0118360_21361885.jpg
作者としては自分の絵は伝えたいことを表現できるか、と客観的に見て、鑑賞者としては作者が伝えんとするこのを自分なりに考え、他の人の見方も聞いて、たくさんの視点での解釈が出来るようになる必要があると思いました。

交流会やメッセージで好評価を頂いて、認められたようでとても嬉しかったです。

[1年M


d0118360_21385391.jpg
(Nさんは空手の試合に…みなさんおつかれさまでした。。。。)






[PR]
# by zeze-bijutsu-hann | 2016-12-04 21:41 | 活動紹介 | Comments(0)